日本茶っていろいろあるよね。その中でも今日は玉露について知りたいな!
玉露は日でも貴重なお茶だよ!旨味と甘味の濃厚さを一度体験して欲しいな
玉露というお茶を飲んだことがありますか?
名前を知らない方もいらっしゃったかもしれません。
私も、今までで購入したのは2回ほど。
そんな、なかなかお目にかかれない玉露らしく日本茶の中では一番高価なお茶です。
特に、青のりのような香りと濃厚な甘味と旨味は絶品。
一度は飲んで欲しい日本茶の一つです。
今回は玉露についてお話ししていきますね。
玉露がどういうものなのか、美味しいのかまずいのか、淹れ方などを解説します。
玉露とは?どんな日本茶?
名前だけでは想像つかない……。
一体どんな日本茶なの?
まずは基本的なところをお話しします。
玉露は天保6年、山本山6代目山本喜兵衛が作ったものです。
甘露のような味わいがすると人気になり「玉露」と名付けられました。
玉露は日本茶の中でも高級品のお茶。
日本茶の生産の中でも、ごくわずかしか作られていません。
京都、福岡、静岡で作られています。
玉露の特徴は、その旨味と甘味!
被覆栽培と呼ばれる方法で作られています。
まずは新芽が開くと覆いをします。よしずやわら、こも、寒冷紗などで茶木を覆うのです。
そこから何日かにかけて、遮光率の高い覆いを被せなおして20日ほど日差しを避けます。
肥料は有機肥料を使い、手摘みで茶葉を収穫します。
手間ひまかけられた分、品質も良く値段も高めになるのですね。
お茶に含まれているテアニンは、日光を浴びるとカテキンになります。
カテキンは苦味、渋味になる成分です。
テアニンはアミノ酸などと一緒に、甘味や旨味の成分。
その為、被覆栽培によって光を遮断する玉露はテアニンなどのアミノ酸が多く含まれているのです。
甘味や旨味成分が多い理由がわかりますね!
若い新芽を摘むことにより、カフェインも普通の煎茶より多く持っています。
カフェインはカテキンより苦味成分は少なめです。
玉露はカテキンの保有量は少ないので、甘味と旨味、優しい苦味があるわけです。
よくある煎茶との違いがわかりますね。
また、クロロフィルという成分が覆うことで増えるので、鮮やかな緑色になります。
玉露は、深い旨味と甘味、覆い香と呼ばれる青のりのような香りが特徴です。
覆いをすることで、青のりのような香りがつくのですね。
普通のお茶では飲むことのできない、濃厚な味わいは一度飲んでみて欲しいものです。
しかし、中には重い味が苦手な方もいるかもしれません。
さっぱりした味わいが好きな方には、美味しいとは言えないかもしれないですね。
茶葉の品質や淹れ方でも味や香りも変わります。
どちらにせよ、一度飲んでその味わいを体験してみてください。
合うか合わないかは飲んでみないとわかりませんからね。
個人的には本当に感動しました。
今でもまたあの味を体験したいと思っています。
ぜひ飲んでみてくださいね!
玉露の美味しい淹れ方
玉露のこと自体はわかったけれど、どうやって淹れたらいいの?
最上級のお茶、せっかくなら美味しく淹れたいですよね。
どんな淹れ方をするのか、一緒に見ていきましょう!
玉露は、少量の茶液をゆっくりとじんわりと楽しむもの。
玉露用の小さめの茶器を使えば、美味しく淹れることができます。
とはいえ、わざわざ玉露用の茶器を揃えるのも難しいところ。
ふつうに使う急須や湯呑みでもいいと思います。
ただ、一般の煎茶と玉露は湯や茶葉の量が違うので、気をつけておきましょう。
茶葉の量はしっかり計りましょう。
標準は1人分で3gです。3人分なら多めの10gがいいですね。
数人分であれば、ふつうの煎茶より多めを意識しましょう。
私は1人分でも多めにしています。濃いめが好きな方や、贅沢にしたいなら多めでもいいかと。
温度は40〜60度ぐらいが適温です。
湯量も普通煎茶より少なめにしましょう。1人分なら30〜40ccでしょうか。
玉露用では湯呑みも小さいです。びっくりするくらい小さいです。
なんだか、小さいのがさらに高級感が増しているようです。
私は玉露用の茶器など持ち合わせていないので、ふつうの湯呑みを使っています。
(いつか手にいれたいものです)
温度は低め、湯量も少なめと覚えておけばいいかと思います。
熱湯を使うほうじ茶などは、30秒でもいいのですが……。
玉露はぬるめのお湯を使うので、さっと淹れるのではなく2分半ほど待ちます。
低温でじっくり待つことにより、玉露の香りと旨味を引き出すことができます。
ここは焦らずゆっくり待ちましょう。
美味しい玉露が待っていますよ。
時間が経ったら、湯呑みに入れて飲みます!
どんな味ですか?びっくりしましたか?
温度を変えても美味しいかもしれませんね。
お茶時間を楽しんで、玉露を味わいましょう。
- 1人分は茶葉3g(3人分なら10g)
- 湯温は40~60度
- 待ち時間は2分半
もっと玉露を楽しむ方法
もっと玉露を楽しむには?
淹れ方や選び方も楽しんでみましょう!
高いから、と臆せずに、自分なりに玉露を味わってくださいね。
玉露は、茶葉に水を浸すだけで作れる水出し茶でも淹れられます。
カフェインは熱湯で溶け出すので、水で淹れると控えめに。
カフェインを抑えて、アミノ酸などの甘味を最大限引き出してみましょう。
ぬるま湯で淹れた玉露より、甘味や濃厚さが変わりますよ。
特に暑い夏には、水出し茶が活躍します!
氷を入れて氷出しもいいですね。
冷たくてとろっと濃厚なお茶を飲んでみてください。
玉露は、湯呑みも小さいようにガブガブ飲むものではありません。
そもそも茶葉が希少でもあり、淹れる量も少なめなので一気に飲み干すことはできないのです。
玉露を淹れた時は、大切な方からおもてなしされた気分で、じっくり味わいましょう。
甘味と旨味を噛み締めながら、ゆっくり香りと味を楽しんでくださいね。
丁寧にお茶を作って、じわりじわりと飲む時間。
ホッと一息ついて、リラックス。
または、瞑想のように玉露を飲む。ゆっくりと味や自分の今の思いを反芻したり。
お茶を淹れるひとときで、マインドフルネスにリフレッシュしちゃいましょう。
特別な時間のために、美味しい玉露を選ぶのも大切です。
玉露を選ぶときに一番いいのは、お茶屋さんで買うこと。
店員さんはは美味しいお茶やお茶の個性を知ってるので、玉露も質の良いものを選んでくれます。
私も最初に買ったのは専門店でした。淹れ方も詳しくレクチャーしてくれるので、勉強になりましたし、
何より、その場で味を確かめることもできました。
今の時代、試飲は難しいですよね。
それでもお茶屋さんで買うと、失敗も少ないのでおすすめします。
玉露より少ない期間で被覆栽培したかぶせ茶というお茶もあります。
短い期間で被覆栽培をして、味わいを変えて作ったものです。
玉露と普通の煎茶の中間を位置する味で、玉露の濃厚な旨味と煎茶のさっぱりした味わいが楽しめます。
どっちの特徴をあわせ持つのが不思議ですね。
こちらも飲んでみると、また違う味が楽しめます。
ぜひお求めください。
【まとめ】最上級のお茶、気になったら飲んでみよう!
日本でも生育、生産が少ない貴重な玉露。
その濃厚な味わいと香りは、一度体験したら忘れられません。
ちょっと値段が張るので勇気が入りますが、ぜひ購入して飲んでみてください。
いつも飲む煎茶との違いに驚きますよ。