たまには、ティーバッグじゃなくてリーフタイプで紅茶を淹れたいなあ
リーフティーっていいよね!手間がかかるけど、ちょっとした工夫でもっとおいしくなるよ!
今日は、リーフティーの基本とおいしい淹れ方のコツをお話しするね
ティーバッグに慣れてきたら、リーフでも紅茶を淹れてみたくなりますよね。
手間がかかる分、ティータイムを楽しむことができます。
でも、ちょっと難しそう……。
どうやったらおいしく淹れられるの?
何が必要?
今日はリーフティーの基本から、必要な道具、おいしく淹れるコツをお話しします。
もっと楽しいティータイムになりますよ♪
紅茶の茶葉って?のきほん
まずは紅茶の茶葉について、簡単にまとめました。
紅茶についてくわしくなるかも?
茶の木の種類
紅茶とはそもそもなんでしょうか?
実は、紅茶は茶の木の芽と葉からできています。
茶の木からできるのは紅茶だけではありません。
緑茶や烏龍茶なども茶の木からできています。
そして、茶の木はさらに中国種とアッサム種にわかれます。
アッサム種は大きな葉が特徴で、紅茶に使われることが多いです。
寒さに弱いので暖かい地域で栽培されます。
中国種はアッサム種より葉が小さめで、寒い地域でも栽培が可能です。
緑茶を作る日本では、中国種が多いですね。
紅茶用に少量、アッサム種を栽培しているようです。
リーフの種類
茶葉にはグレードと呼ばれる大きさの単位があります。
品質ではなく大きさなので、気をつけましょう。
まずはリーフ(芽や葉)の名称から。
茶葉には新芽から5枚目まで名前があります。
FOP(フラワリー・オレンジ・ペコーは1枚目の葉である新芽(芯芽)、そこから数えて五枚目をS(スーチョン)と呼びます。
茶摘みは芯芽(FOP)からPの一芯二葉が基本です。
一芯三葉を摘み取る場合もあります。
リーフの名称とリーフグレードには関係がありません。
リーフの名称はあくまで葉の名前で、グレードは大きさの単位です。
また、グレードは国や産地によって分類が違っていたりします。
OP(オレンジ・ペコー) | 芯芽を多く含み、基本となる |
P(ペコー) | OPより短め |
BP(ブロークン・ペコー) | やや大きめ |
BOP(ブロークン・オレンジ・ペコー) | 基本となる茶葉、需要が多い |
BOPF(ブロークン・オレンジ・ペコー・ファニングス) | BOPより細かい |
F(ファニングス) | BOPFをふるいにかけたもの |
D(ダスト) | 一番小さい |
OP(オレンジ・ペコー)は大きい葉のタイプ、BOP(ブロークン・オレンジ・ペコー)は小さい葉のタイプで、この2つのグレードが大きさの基本となっています。
よく使われるのはBOPでしょうか。
OPはオレンジの名前が入っていますが、オレンジの香りがするわけではないので気をつけましょう。
紅茶の中にはCTCと呼ばれるCrush (潰す)Tear (引き裂く)Curl(丸める)方法をとったCTC製法で作られたものもあります。
ティーバッグなどに使われることが多く、濃厚なその味わいはミルクを入れても◎。
CTCは、世界の紅茶生産量でも半数を占めるほど浸透しています。
今飲んでいるティーバッグ紅茶も、CTCかも?
せっかくなので茶葉の大きさの種類にも気をつけてみてください。
リーフより手軽で気軽に紅茶を入れられるティーバッグ。
下の記事で詳しくお話ししていますので、よかったら読んでみてくださいね。
リーフティーに必要なもの6つ
では、リーフで紅茶を淹れることに必要なものを紹介します。
ティーバッグよりアイテムも増え、手間もかかりますが、じっくり時間をかけて淹れる楽しみがあります♪
休日に、ちょっと贅沢したいときに、ぜひリーフティーを淹れてくださいね。
では、必要なものはこちら!
- お湯
- 茶葉
- キャディースプーン
- ポット
- カップ&ソーサーかマグカップ
- ティーコジー・ティーマット
お湯は沸騰したての熱湯を使いましょう。しっかり沸騰させること。
お水は水道水でもOKです。
キャディースプーンと呼ばれる計量スプーンがあると、茶葉をどれくらい入れるかの目安になります。
揃えておくと便利でしょう。
ポットにお湯を入れたら、ティーコジーを被せてあげましょう。
ティーマットも敷くと、温度が逃げずに温かい紅茶を維持できます。
カップやソーサーはお気に入りを用意してくださいね。
せっかくだから気分の上がるものを使いましょう!
マグカップもイギリスっぽくていいですね♪
1人分のティーポットとティーカップがミニマムに使えるティーフォーワンもあります。
記事にしているので、気になったら読んでみてください。
【おすすめ紅茶道具】かわいいひとり用ティーセット、ティーフォーワンの魅力
リーフティーをおいしく淹れるコツ3つ
ここからは、さらにリーフティーをおいしく淹れるコツをお話しします。
ちょっと気をつけるだけでもっともっとおいしくなるので、ぜひ試してみてくださいね!
- ジャンピングをチェック!
- ゴールデンドロップまで入れる
- ポットtoポットで濃さをコントロール
茶葉の入ったポットにお湯を勢いよく入れましょう。
そこで茶葉が踊るように待っていたらジャンピングができている証です!
ジャンピングとは、茶葉が上下に運動する現象です。
しっかりと茶葉に熱湯がしみこみ、おいしくなりますよ。
コツは、沸騰したてのお湯を勢いよく入れることです。
全ての茶葉がジャンピングするわけではないのですが、入れるときに気をつけておくといいですね。
ゴールデンドロップとは、紅茶の最後の一滴を指す言葉です。
ここに紅茶のうまみが凝縮されているのです。
入れると入れないでは味が違うので、一滴残さず入れる!気持ちで入れてみてください。
味に驚きますよ。
ティーバッグでもゴールデンドロップは一緒なので、やってみて欲しいです。
ひとしずくひとしずく落とす作業は地味ではありますが……
ちょっと手間をかけるだけで、おいしくなりますからね!
せっかくのおいしい一滴、堪能しましょう♪
茶葉を入れたポットを置いておくと、渋くなってしまう……!
味が濃くて飲みにくい!
そんなときはポットを2つ使いましょう!
ポットtoポットと呼ばれる方法です。
一つめのポットでいい具合まで味を引き出したら、二つめのポットに紅茶を入れます。
茶葉を一緒に入れないように気をつけましょう。
紅茶液だけポットに移せば、これ以上味が濃くなりませんよ。
同じ濃さの紅茶をたっぷり楽しめます♪
私はアイスティーを作るときにも使っています。
氷で薄まらないので便利なんですよ。
使うととっても便利なので、覚えておきましょう!
まとめ
紅茶は茶の木の芽や葉からできます。
OP(オレンジ・ペコー)とBOP(ブロークン・オレンジ・ペコー)が基本の大きさ。
よく飲まれるのはBOPです。(OPも飲んでみてくださいね。驚きますよ!)
リーフティーを淹れるには、
- お湯
- 茶葉
- キャディースプーン
- ポット
- カップ&ソーサーかマグカップ
- ティーコジー・ティーマット
おいしく淹れるコツ3つ、
- ジャンピングをチェック!
- ゴールデンドロップまで淹れる
- ポットtoポットで濃さをコントロール
にも気をつけてくださいね。
ゆっくりできる休日、友人知人のおもてなし、1人だけのご褒美時間など……
リーフティーを淹れて楽しい時間を過ごしましょう♪